Last Update.3/5
数々の演劇人が受賞してきた栄誉ある『読売演劇大賞』に、 前川知大氏演出「奇ッ怪 其ノ弐」の照明で、 原田保氏が優秀スタッフ賞を受賞しました。 原田氏は第15回の最優秀スタッフ賞に続き、2度目の受賞となります。 昨年の授賞者である小野寺修二氏より、クリスタルのトロフィーを受け取り、 感慨深い表情をされているのが、印象的でした。
今回の授賞式でもっとも印象的だったのは、「芝居は世界を変えることが出来る」という、 最優秀女優賞を授賞された大竹しのぶ氏のスピーチです。 震災後、私たち演劇に携わる人間に出来ることは何なのか、 立ち止まって考えた方も多いと思います。 しかし、その足を止めず、演劇と共に前に進むことが、 私たちに出来ることなのだと、 この言葉は改めて気づかせてくれました。
また、それぞれの授賞者のスピーチは、それぞれの演劇に 対する想いが込められており、興味深かったです。