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1996
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身毒丸
1月5日〜28日・シアターコクーン
出演・武田真治 白石加代子 林 昭夫 蘭妖子 若葉市之丞 大前潤司 石井愃一
原作:寺山修二 脚本:岸田理生 演出:蜷川幸雄 作曲:宮川彬良 照明:吉井澄雄
時代は昭和初期。十五の少年しんとく(身毒丸)は、
亡き母を慕い、面影を追い求める日々を送っていた。
しかしある日、「母を売る店」で買い求められた女、
撫子(なでしこ)が「母」として現れる。
撫子に「母はひとり」と反発する身毒丸。
「母」として認められず、追い詰められてゆく撫子。
次第に生まれてゆく、交錯しあう愛憎。「母」と「子」、
「大人」と「子供」そして、「男」と「女」。
「家」という制約の中でめぐりあった二人が、その果てに行き着くのは・・・・。
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ブロードウェイ・ミュージカル「レイディ・イン・ザ・ダーク」
2月24日〜3月15日・アートスフィア
出演:安寿ミラ 田中健 団時朗 入江加奈子 戸田恵子
原作:Moss Hart 作詞:Ira Gershwin 作曲:Kurt Weill 翻訳:三砂博
演出・振付:謝珠栄 訳詩:忠の仁 美術・衣装 日比野克彦 音響:大坪正仁
照明:原田保
第二次世界大戦中のアメリカ、ニューヨーク。
精神分析医ブルックスの診察室に、地味なスーツに身を固めた
一人の女性が現れた。彼女の名はライザ・エリオット。
ファッション雑誌の編集長で、これまでいつも的確に仕事をこなしてきた。
そんな彼女が言い様のない不安に襲われるようになり、
仕事さえ手につかなくなってきたと訴える。
そしてライザは前日に見た、夢のことを語り始める。
それは切れ切れにしか覚えていないメロディーから始まる夢―。
夢の中でライザは現実とはまるで違う華やかな女性として現れ、
多くの人々の称賛を浴びる。けれどもその華やかな夢の結末は――

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スーパーミュージカル「ヤマトタケル」
2月25日・座間ハーモニーホール
出演:三田村邦彦 河合奈保子 石鍋多加史 斎藤麻美 浅倉亜季
原作:梅原猛 演出:村井秀安 作曲・音楽監督:山口琢也 美術:朝倉摂
照明:高見和義
大和の国の天皇スメラミコトの皇子ヤマトタケルは父の命令に従い、
九州の豪族クマソタケルを平定した。
大和の国に帰り、父に成果を報告するが、反応はつれなく、
すぐにエゾの国を平定するように命じられる。
やがて父天皇は次々と無理難題を押し付けるようになる。
父を愛し、大和の国のために戦うヤマトタケル。
まるでその死を願っているかのように…

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ミュージカル「マドモアゼル・モーツアルト」
3月1日〜6日,3月18日〜24日・青山劇場
出演:土居裕子 石富由美子 新木啓介 浜崎真美 渋谷玲子 畠中洋
吉野圭吾 福島桂子 小飯塚みどり 佐藤信行 音楽座カンパニー
原作:福山庸治 脚本・演出:ワームプロジェクト・横山由和ほか
音楽:小室哲哉 振付:謝珠栄 美術:朝倉摂 照明:塚本悟
貴族の時代が終わろうとしていた18世紀末のヨーロッパ。
ザルツブルグの平凡な宮廷楽士レオポルトは、
末娘エリーザの並外れた音楽の才能に気づく。
しかし、この時代、女は作曲家にはなれなかった。
レオポルトは彼女を男として育てようと決心する。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの誕生である。
軽やかで心浮き立つメロディ。「彼女」は、
生きるよろこびに溢れた新曲を 次々と発表し、
当時の宮廷音楽にセンセーションを巻き起こす。

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ブロードウェイ・ミュージカル「ピーターパン」
3月28〜4月14日・青山劇場 8月1日〜14日・近鉄劇場
出演:沖本富美代 宮本裕子 小高恵美 ウガンダ・トラ
八重沢真美 室町あかね 川ア麻世
演出・翻訳・訳詞:加藤直 美術:妹尾河童 音楽監督:八幡茂
衣裳:小峰リリー照明:原田保 振付:室町あかね レーザーデザイン:安田公房
声楽指導:泉忠道 音響:清水吉郎 ヘアーデザイン:嶋田ちあき 舞台監督:北村雅則
フライングデザイナー:ピーター・フォイ
★近鉄劇場キャスト:沖本富美代 宮本裕子 立花理佐
ウガンダ・トラ 八重沢真美 室町あかね 岡幸二郎

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結城座糸あやつり人形芝居「フランケンシュタイン・バイブル」
4月19日〜29日・下北沢・ザ・スズナリ
出演:結城孫三郎 結城一糸 結城千恵 荒川せつ子 結城育子 結城民子 他
作・演出:川村毅 人形美術・衣裳:川村毅 照明:松本直み 音響:市来邦比古
装置:中越司 舞台監督:向井一裕
文化文政時代。メアリーシェーンが「フランケンシュタイン」を発表したのと
同じころ。見世物小屋に人造人間が現れる。忌み嫌われ、利用されながら自ら
の存在を問う人造人間。そんな彼の数奇な一生と未来が描かれる。
江戸からナチ支配下収容所、敗戦後日本から現代。
いじめ学生への怒りと殺人、死刑。未来での研究サンプル。新しい生命体の誕生。
人造人間が残した時代毎の言葉、挿話は新たなバイブルとなっていく…

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セツァンの善人
5月4日〜26日・銀座セゾン劇場(現在のル・テアトル銀座)
出演:大竹しのぶ 大沢樹生 小林勝也 寺田路恵 星セント 星ルイス
花王おさむ 今井和子 銀粉蝶 大島蓉子 広岡由里子 他
作:ベルトルト・ブレヒト 音楽:パウル・デッサウ 訳:松岡和子
演出:アレクサンドル・ダリエ 美術:マリア・ミーウ
編曲・音楽監督:川崎絵都夫 作詞:岡本あさみ 照明:山口暁
音響:高橋巖 装置コーディネーター:徳舛浩美 衣裳コーディネーター:鬼平有子
歌唱指導:北川潤 演出助手:北則昭 舞台監督:白石英輔
絶望と暴力が支配する街、セツァンにふたつの顔をもつ女がいた。
ひとつの顔は、虐げられ、踏みつけにされる心優しい娼婦、シェン・テ。
もうひとつの顔は冷酷無慈悲な青年実業家、シュイ・タ。
生き抜くために女と男、天使と現実主義者の間を行きつ戻りつする彼女は
あるとき雨の降る公園で、ふてくされた失業パイロット、ヤン・スンに出会い、
恋に落ちる……。

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青空のある限り
5月7日〜26日・PARCO劇場 5月29日〜6月13日・シアター・ドラマシティ
出演:長瀬智也 中川安奈 尾藤イサオ 高杢禎彦 高畑淳子 小須田康人
脚本:坂手洋二 演出:栗山民也 音楽監督:甲斐正人 音楽:高浜和英、長谷川雅大
美術:中越司 照明:勝柴次朗 衣裳:宮本宣子 音響:山本浩一 振付:前田清実
TATE:國井正廣 タップ振付:藤井真梨子 ヘアメイク:角田和子 演出助手:伊藤和美
舞台監督:田中伸幸
1949年の夏、高校生の信二はバンドマンである兄の忠司に誘われて、
米軍キャンプ内のダンスホール「タンカース・イン」にやってくる。
米軍キャンプ内に出入りするバンドマンたちは高給に恵まれ、
その存在は華やかだった。ボーイの橋本や厨房で働く桐谷、
梶原らは彼らの自由な振る舞いに共感しながらも、複雑な思いで接していた。
信二はバンドボーイとなり、基地に出入りするうち、
皆が「黒の女」と呼ぶ米兵オンリーのユリに憧れる。
ユリはいつも黒いドレスに身を包み、バラードでしか踊らないのだった。
ユリに想いを伝えられない信二をひそかに想う昭子、
信二の気持ちを知ってか知らずか、ユリと親しくなる忠司、
それぞれの想いが交錯する中、時代は大きな変貌を遂げていく。

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さねよしいさ子 円形音楽会
5月11日〜12日・青山円形劇場
出演:さねよしいさ子(ヴォーカル) 鳩野信二(ピアノ) 久下恵生(ドラムス)
関島岳郎(チューバ) 佐藤公彦(サックス)
音楽監督:栗原正己 照明:高見和義 音響:藤井正昭 舞台監督:野口毅
宣伝美術:竹智淳 写真:八木康夫 制作:五十嵐洋 企画制作:能祖将夫

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YOKOHAMA開港祭
5月25日〜26日,6月1日〜2日・山下公園&みなとみらい21
主催:横浜開港祭協議会 照明:高見和義

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29歳の女たち
6月11日〜12日・近鉄小劇場
出演:七瀬なつみ 山下裕子 山本郁子
演奏:本谷美加子(オカリナ) 糸川玲子(ピアノ)
企画・構成・演出:多田誠 脚本:松原惇子 美術:中村公一 照明:藤巻恵子
音響:斎藤美佐男 衣裳:菊田光次郎 ヘア・メイク:福田輝美 舞台監督:小川亘
制作助手:吉田由紀子 コンセプトプランナー:九鬼葉子 制作:樋口正太、神戸丈志
制作協力:アトリエ・ダンカン、ケイダッシュ・ステージ
制作:博品館劇場、クリエイティブ・アート・スィンク
-「まわりみち」は「ちかみち」です-
OL、キャリアウーマン、主婦の3人の29歳の女たちが久々に再会した。
30歳を目前に精神的にも肉体的にも『年齢』を意識した3人の抱え込む問題は三者三様。
仕事・結婚・家庭……。理想と現実の狭間で揺れ動く等身大の29歳の女たちの本音に、
ドキュメント仕立てで迫ります。
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魔女の宅急便
5月31日〜6月16日・東京厚生年金会館大ホール 7月13日〜18日・愛知厚生年金会館
出演:持田真樹 坂本昌行(V6) 長野博(V6) 原知宏(ジャニーズJr.) 鳳蘭
演出:蜷川幸雄 脚本:横内謙介 音楽:宇崎竜童 作詞:阿木燿子 振付:前田清実
美術:和田平介 衣裳:小峰リリー ヘアメイク:小林照子 照明:原田保
音響:青木康雄 演出補:村井秀安 舞台監督:津田光正
フライング・デザイン:ピーター・フォイ
16歳の満月の春の夜。
魔女を母に、人間を父に持ったキキは、ほうきに乗ってひとり立ちの旅に出る。
時計台のある街、コリコに舞い降り、パン屋のおかみさんの好意で
『魔女の宅急便』を開業する。
荒れ狂う海で子供を助け、疾走する汽車の中から楽器を運び出し、大活躍のキキ。
夢見る青年トンボと出会い、二人は互いに反発しながらも気になる仲になる。
大晦日、コリコの街は大騒ぎ。
12時の鐘が鳴っている間に恋人たちは愛の告白が出来るのだ。
でも、鐘は鳴らない。キキが飛んで、ようやく鐘が鳴る。
しかし、キキとトンボは離れ離れになってしまう。
春が来て、キキはコリコの街を去る。
故郷に帰ったが、トンボへの想いが捨て切れないキキ。
そして、生まれ変わったキキの新たな旅立ちが…。

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芍藥の歌
6月2日〜29日・帝国劇場
出演:浅丘ルリ子 根津甚八 池上季実子 榎木孝明 野村真美
鷲尾真知子 大門伍朗 北村和夫 南田洋子
演出補:釜紹人 装置:石井強司 照明:原田保 音楽:甲斐正人
効果:佐藤日出夫 殺陣:國井正廣
明治の東京は深川。
大店の令嬢、 お京は降るように舞い込む縁談話から毎日逃げるような日々。
本当に愛する人にめぐり合いたいと、夜鷹人形に母の形見の翡翠の玉をこめて
占い師、観星堂に売ってもらう。
その玉の行方で真の恋の相手を占うというたくらみだが…

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葵の上・卒塔婆小町
6月5日〜23日・PARCO劇場
出演:美輪明宏 宇崎慧 岸本祐二
美術:浅野矩美 照明:原田保 音響:高橋巖 衣裳コーディネイト:四方修平
ヘアメイク:江川悦子 演出補:岸田良二 舞台監督:専修定
-恋と美は死よりも残酷なものである-
美しい者を羨んではならない。
なぜならば、その人々は美しく生まれついたが故の過酷極まる懲罰が課せられる
恐ろしい運命にあるのだから。
それがこの世の正負の法則なのである。この物語は、その劫罰の物語である。

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ミュージカル「中尾ミエ」
6月19日〜23日・博品館劇場
出演:中尾ミエ 田中利花 本間仁 本間憲一
構成・演出・振付・音楽:中村龍史 脚本:中村留美子 音楽監督:たかしまあきひこ
舞台監督:吉村悟 美術:中村公一 衣裳:矢野悦子 照明:岡本勝
音響:斉藤美佐男 タップ振付:本間憲一 演出助手:山中ひかる
物語は「中尾ミエ・生誕50年を祝う」記者会見場からはじまります。
報道陣からのお祝いの言葉が投げかけられ、カメラのフラッシュに独特のミエスマイル。
若い芸能リポーターが質問します。
「あの『可愛いベイビー』という、たった一曲のヒットで、
どうやってこの競争の激しい芸能界を生き抜いてこられたとお考えですか?」
静まり返る報道陣。中尾ミエは静かに叫んだ。
「『片思い』だってヒットしたわ」
「えっ、あれは中森明菜の…」
まわりから思いっきり蹴られる若い芸能リポーター。混乱をきたす記者会見場。
さてこの先一体どうなっていくのでしょうか…

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ミュージカル「DORA 100万回いきたねこ」
6月21日〜7月29日・東京芸術劇場中ホール
出演:沢田研二 山瀬まみ 堀内充 深沢敦 吹越満 佐山陽規
白木美貴子 城月美穂 冨岡弘
原作:佐野洋子 演出・振付:フィリップ・ドゥクフレ 脚本:筒井ともみ
音楽:照屋林賢 照明:原田保 音響:井上正弘 美術:ジャン・ラバス
衣裳:内藤こづえ 声楽指導:深沢敦
死んでも生まれ変わる猫、ドラ。
彼は王様の猫として生きたり、海賊の猫として生きてきた。
それぞれの飼い主は全部大嫌い。
唯一一人暮らしのおばあさんに飼われ、そのおばあさんが亡くなった時だけ涙を流した。
彼は何度も生まれ変わったけれど、誰かを愛するということを知らない。
何万回も生まれ変わったことを自慢にして生きている。
そんな彼がある日、美しい白猫と出会う。
白猫は皆がもてはやす彼の自慢にもそっけない。
そんな白猫が気になり、初めて好きになり、
やがてドラと白猫はいつもいっしょにいるようになる。
だが、年月は流れ、白猫も歳を取り、そしてドラを置いて先に死んでしまう…
「いつも生まれ変われた」ドラは…

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’96 フェードル
7月12日〜21日・博品館劇場
出演:桂木葉子 江原淳史 原知佐子 佐藤正文 橘ゆかり 田中明夫
原作:ジャン・ラシーヌ 訳・演出:高頭宏輔 衣裳:小峰リリー 音楽:西村直記
フェードルは古代ギリシア・アテネ王テーゼの後妻。
かねてより先妻の息子イポリットに恋していた。
フェードルは、テーゼの死が伝えられたのを機に自分の気持ちをイポリットに打ち明ける。
しかしイポリットは敵王の娘アリシー姫に恋していため、フェードルは拒絶される。
そうしたなか、テーゼの死が誤報であったことから運命は思わぬ方向に向かうこととなる。
帰還したテーゼに対し、フェードルはイポリットが不倫を迫ろうとしたと讒言する。
激怒したテーゼは真偽を確かめないまま、実の息子を追放してしまうが…。

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後楽園ファミリーミュージカル「ゲゲゲの鬼太郎」
7月21日〜9月1日・東京ドーム前 プリズムホール
出演:遠藤美郎 秋野太作 佐藤舞 実田江梨花 大和なでしこ
宮川雅彦 大橋忠弘 清水昌史 鈴木淳也 川口直人
脚本・演出:原勲夫 作曲:淡海悟郎 振付:田村連 美術・衣裳:徳舛浩美
照明:高見和義 特殊ヘアメイク:古川陽二 アクションコーディネイト:下崎憲治
舞台監督:小谷武 制作:戸田幸比古 照明操作:クリエイティブ・アート・スィンク
音響操作:エディス・グローブ

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ミュージカル「アンネの日記」
8月17日〜31日・青山劇場
出演:奥菜恵 山下徹大 森奈みはる 春風ひとみ 安奈淳 中丸忠雄
園岡新太郎 草刈正雄
演出:鵜山仁 音楽監督:安藤由布樹 振付:前田清実 美術:倉本政典
照明:原田保 衣裳:八重田喜美子 音響:山中洋一 声楽指導:泉忠道
演出助手:佐藤万里 舞台監督:二瓶剛雄

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カンコンキンシアター「クドい!10(都市博のかわり)」
8月2日〜11日・シアターアプル
出演:関根勤 ルー大柴 ラッキィ池田 鈴木晋介 山中伊知郎 剛州 玉寄兼一郎
ウド鈴木(キャイ〜ン) 天野ひろゆき(キャイ〜ン) 中村嘉夫 飯尾和樹(La.おかき)
村山ひとし(La.おかき) 松井政美 早瀬ちさと 今井久美子 香坂菜美
構成・演出:関根勤 舞台監督:伊達一成 美術・衣裳:首藤美恵 照明:高見和義
音響:山本浩一 特殊小道具:黒川賢一 制作助手:高田麦子
制作:神戸丈志、手塚賀雄 制作協力:浅井企画、スタッフ・エン、CAT

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ウーマン・イン・ブラック〜黒い服の女〜
8月5日〜8月25日・PARCO劇場
出演:西島秀俊 斎藤晴彦
原作:スーザン・ヒル 脚色:スティーヴン・マラトレット
監修:ロビン・ハーフォード 演出:ジョン・ディヴィッド
美術:畑野一恵 照明:吉井澄雄 音響:高橋厳
舞台監督:加藤高 演出補・通訳:三砂博
忌わしい恐怖の体験をした中年弁護士キップスと彼に雇われた若き俳優が、
かつてキップスが遭遇した数々の出来事を再現してゆく。
キップスは若い頃、顧客の老婦人の葬儀、遺産整理の為に、
人里離れたイギリスの片田舎に向かった。
しかし、地元の人々は、彼女の名を聞くだけで震えあがり、彼を遠避ける。
彼女が住んでいた館は、海霧が晴れたときにしか訪れることが出来ない、
イールマーシュの館。
身寄りのなかった彼女の葬儀にたったひとり参列したキップスは、
墓地でやせ細った黒い服の女を見かける。
その夜から、彼に次々と不可解で、奇妙な出来事が襲いはじめる。
そして、最後は場内を騒然とさせる結末が…。

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夏の夜の夢
8月8日〜28日・東京グローブ座
出演:瑳川哲朗 瀬下和久 大石継太 大沢たかお 松田洋治
山下裕子 つみきみほ 白石加代子
演出:蜷川幸雄 音楽:宇崎竜童 装置:中越司 編曲:関谷聡、太田馨
照明:原田保 音響:井上正弘 衣裳:小峰リリー 振付:前田清実、花柳輔太朗
技術監督:真野純 舞台監督:明石伸一
物語はハーミアの父がアテネの王シーシアス公爵の元に出向き、
娘の罪を申告することから始まる。ハーミアには父が選んだ婚約者ディミートリアスが
いながらも、彼との結婚を拒み、ライサンダーと逢引を繰り返しているのだ。
この罪は死刑にも値するのがアテネの法。公爵は自分達の婚礼の前日までに、
ディミートリアスを選ぶか、死を選ぶかの決断を言いつける。
困り果てたライサンダーとハーミアは駆け落ちを決断しアテネの森へ迷い込む。

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小堺クンのおすましでSHOW 12〜スタンディング・ルーム・オンリー只今お立ち見です〜
8月23日〜9月1日・シアターアプル
出演:小堺一機 松尾伴内 もりたげん(B・I・G)
構成・演出:小堺一機 脚本:君塚良一 照明:吉川ひろ子

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愛の讃歌 エディット・ピアフ物語
9月27日〜10月20日・東京芸術劇場中ホール 10月24日〜25日・よこすか芸術劇場 10月27日・ハーモニーホール座間
出演:美輪明宏 いしだ壱成 林昭夫 松橋登 金尾哲夫
城月美穂 柄沢次郎 立川政市 范文雀
脚本・演出・音楽・衣裳:美輪明宏 美術:岩井正弘 照明:原田保
音響・効果:高橋厳 演出補:森井睦 衣裳コーディネイト:四方修平、岩倉めぐみ
ヘアメイク:江川悦子 舞台監督:専修定雄
エディット・ピアフの波乱に富んだ生涯の物語。
彼女は歌手としてはもちろん、恋多き女としても有名になりますが、
これぞ真実の愛、と彼女がのめりこんだ男が不慮の死を遂げて以来、
彼女は酒と麻薬におぼれ、身を持ち崩します。その時に作曲されたのが『愛の讃歌』。
その後、二十以上年下のギリシャ人青年の献身的な愛に支えられ、復活を果たしますが…

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江戸コメディー「花いろの家」
10月10日〜25日・三越劇場
出演:淡島千影 菅井きん 梅津栄 渡辺めぐみ 佐野瑞樹
美術:中嶋正留 音響効果:奏和夫 照明:三浦登 演出助手:山崎幸男
舞台監督:吉村悟 衣裳:松竹衣裳 床山:太陽かつら 山崎かつら
大道具:東宝舞台 小道具:藤浪小道具
照明協力:クリエイティブ・アート・スィンク
制作:ケイダッシュステージ 製作:三越劇場
姫路藩江戸屋敷勘定組頭・相沢図書は早くに妻を亡くし、
今は亡き父の後妻、すなわち義母の「永」と一人娘「こりゆ」の3人暮らし。
そこへ「はる」が後妻としてやってきました。そのとたん図書は他界してしまいます。
相沢家には血の繋がらない3代の女が残されてしまいました。
はるとそんなに年の違わない「永」は勝手気儘。こりゆは我がまま放題。
はるはまるで女中のように暮らしています。
そんな時、はるの一人息子、前夫が他界し、跡取りのためにその家に残してきた
「源之祐」が母を訪ねてくるのですが…

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スーパーミュージカル「源氏物語」
10月13日・綾瀬市文化会館
出演:松村雄基 石野真子 真行寺君枝 高樹澪 新田恵利 今洋子
演出:村井秀安 脚本協力:堀井康明 音楽:山口e也 作詞:市川祐三
振付:花柳錦之輔、田村連 美術:朝倉摂 照明:高見和義 衣裳:前田文子
音響:エディスグローブ

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零れる果実
10月26日〜11月10日・シアターコクーン
出演(蜷川演出):田村翔子 勝村政信 松重豊 大富士
柳ユーレイ 森口瑤子 ダンプ松本 磯野貴理子
出演(佐藤演出):洪仁順 手塚とおる 清水宏 さとうこうじ
花房徹 篠井英介 松橋道子 山下裕子
作:鈴江俊郎・狩場直史(以下赤文字は佐藤演出のスタッフ)
演出:蜷川幸男 佐藤信
装置:中越司 佐藤信
衣裳:小峰リリー 今村あずさ
照明:原田保 斎藤茂男
音楽:笠松泰洋 ネモ
音響:井上正弘 市来邦比古
舞台監督:白石英輔 北村雅則
演出助手:井上尊晶 福永綾子
技術監督 眞野純
アパートの一室に住むエイコという若い女性が突然姿を消して2週間。
本人がいない部屋に恋人、サークル仲間、アパートの住人、姉が出入りするようになる。
そのうちの一人、妙子は大量に食べては吐くことを楽しむ女性。そのことをみんなが知って、
部屋の空気は変化し安定を失っていく…

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宝塚ファンフェスティヴァル
11月11日・メルパルクホール
出演:汀夏子 安奈淳 舞小雪 峰さを理 平みち 郷真由加 妃宮玲子 他
構成・演出:葦原邦子 音楽:上河邊修 照明:比企国明
レーザー:波田野和廣 音響:森下進

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守銭奴
11月16日〜24日・六本木俳優座劇場
出演:鈴木瑞穂 浅野雅博 佳山まりほ 石田圭祐 高橋紀恵 浜田寅彦
高橋信子 里村孝雄 鵜沢秀行 児玉謙次 新村玲子
作:モリエール 訳:鈴木力衛 演出:鵜山仁 美術:中越司 照明:森脇清治
効果:深川定次 衣裳:原まさみ 演出助手:佐藤万里 舞台監督:荒木眞人
親がけちん坊なばかりに息子は人並みの身だしなみもできず、
恋人と一緒になることもできない。
しかも彼の父親アルパゴンは年甲斐もなく息子の恋人に想いをかけている。
恋愛すれば金がかかるし、それが守銭奴アルパゴンには身を切られるよりもつらい。
アルゴバンはそして思いつく。「娘を資産家の男と結婚させればいいのだ」と。しかし…

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OH!MISS PRESIDENT
11月22日〜24日・博品館劇場
出演:日向薫 池田政典 越川大介 諏訪マリー 他
作・演出・振付:越川大介 音楽:船越敬司、金山徹 美術:中村公一
衣裳:宇野善子 照明:安田雄二 音響:小幡亨 舞台監督:木ア宏司
ひょんなことから大統領選挙に出馬しなければならなくなった大女優。
さらに、政界の陰謀に巻き込まれて…

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イーハトーボの音楽劇「銀河鉄道の夜」
11月23日〜30日・青山劇場
出演:伊崎充則 石村美果 清水明彦 さねよしいさ子 赤星昇一郎
陰山泰 岡本麻弥 富浜薫 深貝大輔 他
原作:宮沢賢治 脚本:能祖将夫 演出:白井晃 音楽監督:中西俊博
舞台美術:小竹信節 振付:川原あか未 照明:吉澤耕一 音響:大坪正仁
衣裳:前田文子
遠くはるか、生と死、地上と天上、地球と銀河を結ぶ銀河鉄道。
ジョバンニとカムパネルラは銀河鉄道に乗り込み終点のない旅に出ます。
さまざまなものたちと出会いながら、夢のような出来事を体験しながら。

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美女とトークン、マヨネーズ
12月4日〜20日・PARCO劇場
出演:松下由樹 森尚子 東根作寿英 竹下宏太郎 中原理恵
原案:大里洋吉 脚本:伊藤正宏 演出:中村龍史 音楽監督:白井良明
美術:吾郷順治照明:原田保 音響:大坪正仁 衣裳:宮本宣子
振付:川崎悦子 ヘアメイク:角田和子 歌唱指導:大場公之
舞台監督:白石英輔 演出助手:伊藤和美
ニューヨークのとあるアパートメントに新しい住人が日本からやってきた。
ダンスが大好き、ブロードウェイの舞台に立ってみたいと、大きな夢をもった貴菜子。
もともと住んでいたシェアメイトの3人も負けてはいない。
NYに来て10年、オーディションに落ち続けている恒子、
ロンドン育ち、英語はパーフェクト、でも男には弱いエリカ。
恒子のいとこで彼女に憧れてダンサー目指し、NYにやってきたものの、
アパートの便利人と化している淳平。そこに貴菜子を交えて同居人たちは朝から大騒ぎ…

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a la carte〜役者と音楽家のいるレストラン〜
12月15日〜26日・青山円形劇場 12月29日〜30日・近鉄アート館
1997年1月11日〜12日・道新ホール 1月15日〜16日・仙台市青年文化センター
出演:高泉淳子 白井晃 陰山泰 中西俊博(ヴァイオリン) 古川昌義(ギター)
北島直樹(ピアノ) 早川哲也(ベース)
構成:白井晃 演出:吉澤耕一 台詞:高泉淳子 音楽監督:中西俊博
舞台美術:伊藤保恵 音響:藤井正昭 照明:高見和義
ショートショートのお芝居とファンタスティックな音楽でつづる不思議の国のレストラン。
これがうわさの「ア・ラ・カルト」。
エンターテイメント鉄人たちが贈る、おかしさとせつなさあふれる一品料理の数々をどうぞ。

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the Rats
12月19日・グリーンホール相模大野 12月23日〜26日・築地ブディストホール
出演:三浦絢音 本間仁 栗原一実 萩原匠
演出:吉川徹 構成:松田直行 衣裳:宇野善子 美術:中村公一
照明:大石真一郎 音響:井上正弘 舞台監督:木崎宏司
4匹のねずみたちと4人の人間たち。ねずみたちの夢と人間たちの現実がふとしたきっかけで
2つの世界を行きつ戻りつすることに。その底に流れているものは「美しい世界」への憧れ
ですが、それを手に入れるためにあがいているねずみたち、人間たちはいつしか「わな」に
落ちていってしまいます…

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