CAT採用ランド

cAt-Studio

支援課
大村暁:19年目(以下、大村
片山結彩:6年目(以下、片山

インタビュアー
上田美佳:15年目(以下、上田
京塚沙穂里:10年目(以下、京塚

(2022年5月現在)

※ウイルス感染症への対策を徹底してインタビューを行っております。

C.A.T.を選んだ理由は?

片山 舞台の仕事ができればなんでもいいと思っていた時に、ある舞台を見に行って、入っていたCAT舞台研究所(以下、舞台研究所)のチラシを見つけて、入りました!
京塚 もともと舞台が好きだったんですか?
片山 実は元々舞台には興味がなくて、ライブも好きなものに行くくらいな感じのときに、たまたま大学の先輩に一緒に行く友達がダメになったので、チケット余ってるから行かない?って言われて舞台を見に行って『これだな!』って思って舞台研究所に入りました。
京塚 照明というわけでなく?
片山 そうですね、舞台の仕事をしたいと思ってです!大学4年生になっていたので、今からどうしようかなと思っていた時、1年制だしいいか!って感じです。
京塚 なるほど。大学で勉強していたことは全然違うことですか?
片山 そうですね、経済学部で経営学を学んでいました。(笑)
京塚 では、大村さんお願いします。
大村 学生時代に学生演劇をやっていて。小劇団だったので、役者もスタッフもみんなでなんでもやるってことで公演をしていて。たまたま1年生の時に照明班を選んで、スタッフやるときは4年間照明をやってたというのがきっかけですね。授業なんか出ないで、演劇サークルばっかりやっていて、仕事はもうエンターテイメントにかかわる仕事をしようって決めていたんですけど。C.A.T.はサークルやってるときに機材を借りていたんですよ。
京塚 大村さん、スタッフじゃないほうもやっていたんですか?
大村 役者やってたよ、やってた。サークルの時は、よ。俺ね、4年間で12公演携わっているんだけど、10回は役者やった。
京塚 へー。じゃぁ照明スタッフ全然やってないじゃないですか!  
一同 (笑)
大村 7、8回はちゃんとやったよ!一応ね(笑)でも全然よ、DF並べるだけとか・・・
一同 (笑)

舞台技術支援課配属までの経緯

上田 現在は入社して最初に配属されるのは支援課ですが、以前はそうではありませんでした。片山さんはどういう経緯で配属になったのですか?
片山 これは、正式に舞台技術支援課へ入りませんか?という話があって、「はい!」となりました。
上田 ちなみにいつ頃言われたんですか?
片山 2年目の頭くらい…だった気がします。現場ちょこちょこ出てた時くらいですかね。
上田 最終確認は大村さん?
大村 おれおれ!誘ったというか、やってくれない?って言ったのは俺。増員が必要で、誰がいいかな~というところで、声を掛けたかな。
上田 大村さんご自身はどうですか?
大村 当時は舞台技術支援課って部署がなくて、機材管理運用課だったかな、今のように幅広くやるような部署ではなく、本当に機材を管理するだけだったんですよ。僕の前任者が一人で回してて、それがやはり大変だったということで増員しますとなって僕が声掛けられて、それでわかりました、はーいという感じかな?
上田 どれくらいの経験で声を掛けられたんですか?
大村 片山さんより早いんじゃないかな?俺現場経験10か月しかないし。ホールに初めて行ったの1月だったしね。それまでスタジオコースト(注:以前管理していたホール)の管理とかしかやってなかったから。前任者も夏くらいにやめてしまって、結局僕が一人でやることになって、なかなかしんどかったですね…半年くらいしか経ってなかったから。
上田 半年でスキルは叩き込まれたんですか?
大村 もうイチからよ。いなくなってから誰も助けてくれないから、みんな現場が忙しくて。今は仕組みができて人が多くなったので大丈夫です。

舞台技術支援課の仕事内容

京塚 基本が倉庫勤務になると思うのですが、具体的な仕事内容を教えてください。
片山 仕事内容は、レンタル機材のスタンバイ、現場の積み降ろしとか、現場のスタンバイのお手伝いとかですかね。
京塚 レンタル機材のスタンバイっていつから始めます?スケジュール感はどうですか?
片山 大体前日で、まあ何日か分くらい様子を見てなんか大変そうだなっていうのは2、3日前には機材を出しはじめたりしてスタンバイします。ちょっとずつ!いっぱいやると大変だから。
上田 なるべく早く機材表が出ていた方がレンタル機材を出すうえでは役に立つというか。ちなみにとっても忙しい日は一日の内でどのくらい積み降ろしがあったりするんですか?この日ホントに忙しかった、忘れらんないわこの日みたいなのあったら是非、教えてください。
片山 え、忘れらんないわこの日、、、夏なのかな。夏ってみんな現場に行ってて倉庫に人がいないイメージがあるし、イベントも多いので。
大村 俺結構、クリスマスだな。終わった現場の機材が降りないと次の日朝一で届けないといけないPinが積めないとかよくあって。
片山 あぁ、ディナーショーで。
京塚 やっぱ、春のPAN祭りと冬のPAN祭りがコロナ前はありましたよね(笑)
上田 PAN祭りね(笑)(*PAN祭り:前の現場から次の現場へと機材等を受け渡すことをパーンすると呼んでおり、これを某製パン会社の祭りにかけて言う)
京塚 下げから帰ってくるトラックを待ってみんなで降ろして別のトラックに積みかえて。ムービングだとやること多くて大変ですよね。アドレス合わせ直してね。
一同 うんうん。
京塚 下げのドライバーが裏道・抜け道にすごく詳しい〇〇さんだとめっちゃ盛り上がってますよね。
片山 早いからね、帰ってくるの(笑)
大村 帰ってきたときにみんな”ワー!!”って
片山 なんか気分が高揚して、アドレナリンが(笑)人が少なくてもワイワイする。
京塚 自分らで盛り上げる感もあります。
片山 傍から見てたらすごい光景かもしれない。
上田 逆に機材スタンバイ的に暇な日って何してるんですか?
片山 そういう日は、私は現場から戻ってきた汚れた機材をきれいにしたりとか、忙しいと少しケーブルの棚とかがぐちゃぐちゃになるので、そういった場所を整えます。
倉庫のメンテナンス的なことですね。いつもは忙しいから後でいいやってところを整えておくと、次出すときに出しやすいってなり、効率もよくなります!出来れば本当は毎日やりたいけど仕事量を見てやっています。
上田 整理整頓は好き?
片山 好きですね(笑)ケーブルを整えたり、なんでこのケースここにあるのというのもちゃんとした場所に戻したりとか細かいところなんですが気になるところを整えています。
上田 それやってくれてるおかげで次が円滑なんだね。
片山 あと、メンテナンスです。
上田 メンテナンスもよくしてくれているし、新しいケーブル作ってくれてますもんね。
片山 最近はよく使用するLANケーブルもたくさん作りました。
京塚 LANケーブルって工具に差し込んでガシャン!て作るんですけど、中の線を8本ちゃんとその位置に入れないといけないんですよ。
片山 こう、スーってやるのが楽しいってなる。入ったー!ってなるのが楽しい。
京塚 メンテナンス楽しい。
大村 専用工具いいね。これをやる為だけに生まれてきたって感じが。
一同 (笑)
京塚 では大村さんお願いします。
大村 一応、課長職を頂いておりまして、なのでこの部署の業務全般ってことにはなってるんですけど機材のスケジュール管理は大切ですね。あと受注窓口っていうのが主にやってることになると思います。
上田 受注担当っていうのはどういう経緯で担当するようになったんですか?
大村 それもさっきの前任者の方が、一応持っていたのをズルって引き継がれて。
上田 それは大変ですね!それもやって機材管理も一人でやって。
大村 だからもう本当死にそうだったよ初めての学園祭シーズンとか。
一同 あぁ~
大村 2年目で会社の機材を全部預かってしまったから。
上田 担当された当時はおいくつ?
大村 26?25で入ったから。
上田 そのころからずっと機材管理ソフトってあったんですか?(*弊社の機材は、ソフト上で管理しています。)
大村 今の機材管理ソフトとは違う機材管理ソフトがあって。
上田 でもソフトで管理してたんですね。
京塚 倉庫の2階にあったちっちゃいやつですか?
大村 それはさらに古いやつ。あれParライト入力するのに12ケタの数字覚えてないといけなかった。
一同 えぇー!
大村 Parライトはこれっていう数字で登録されてて、10・・・なんちゃらかんちゃら、がParライトなの。それをテンキーで打つの。
京塚 絶対無理・・・。
片山 入力間違い絶対起こしちゃいそう。
京塚 確かに確かに。一生Parライト発注できない(笑)
一同 (笑)
上田 全部の機材でしょ。
京塚 それはやばいですね。
片山 良かった、いい時代で。
大村 まぁ普通の機材ソフトがあったけど、全然もう時代遅れになっちゃってて、2014年からかな今のソフトになった。それの開発の設計とかもやってて。
片山 開発設計?
上田 こういうのが使いやすいっていう?
大村 そうそうそう。管理しやすくするためだったり、効率よくするために、使いやすさも重視して。
上田 なるほど。本当にうちの機材課の基盤を作ったんですね。

舞台技術支援課ならではの経験

大村 府中センターでは現場の人って入れ替わり立ち代わり倉庫にいる人が変わるんだけど僕ら毎日ここにいて、その変わる人たちとコミュニケーションをとるので一番コミュニケーションが取れる範囲が広いのが特徴かなと思います。それで機材を管理しているから、「これありますか?」って聞いてきたり「これどうすればいいですか?」とか聞いてくるじゃないですか。だから自然と仕事でのコミュニケーションからどんどん発展していって、だいたいの人と話したことがあるなと思います。今はご時世でなかなか行けないけどいろんな人と飲みに行ってたから、お金はなかったです。
一同 (笑)
大村 あとは、同業の機材担当者さんと機材の貸し借りをしてるので、みんなとは違う社外のコミュニケーションとかコミュニティがありますかね。それがちょっと刺激になったりしていて楽しいです。
上田 同業者っていうのはMartinさんとか?
大村 メーカーさんもそうだし、同じ現場会社の機材担当者さんですね。
上田 では、片山さんどうですか?
片山 舞台技術支援課だからこそで特別できる経験って実はそんなにない気がしていて。
いろいろやります!っていう感じですね。現場の人もやる車両業務とかスタンバイとか。
京塚 現場の人よりは車両乗ったりとかホール管理とかの打ち合わせとか。
片山 そうですね。車に乗るのは多いですね。管理ホールの打ち合わせはめっちゃしました。会社にいる時間が長いのもあって。あとは時々現場にも行ってって言われたら行くし、いろんなことをちょっとずつやる人みたいな感じですね。私たちは支援課なので全体的に広く浅くやってるイメージです。
上田 じゃ、「人が足りないから行って」もあった?
片山 ありました。
京塚 急遽だったんだよね?
片山 そうです。歌ものもダンスもお芝居も。
上田 オールマイティに一番なんでもやってるんだね。さっきの車両の話ですけど、会社に通う、通勤するのと比べてどのくらい朝早く来てどのくらい前に現場に行ってみたいなのあるんですか?普段の業務と違って。
片山 車両の都内届けるときは9時届けだと2時間から2時間半くらい前に会社を出ます。10時届けだと道が混んじゃうからあえて早めに出て早めに着くようにするので、9時届けと変わらなかったり。なので10時届けの方は少し悲しい(笑)
上田 あ、そうなんだ。知らなかった~。
京塚 9時届けって最悪7時に会社出ても間に合う所は間に合うんですけど、10時届けで8時に会社出ると間に合わないんですよ
上田 そうなんだ!
片山 ちょうど甲州街道が混み始めちゃって、いつもだったら着く時間で着かなくなっちゃうので。
大村 9時届けも10時届けも7時に出るよね。
片山 そうですね。結局。だいたい2時間で着くだろうなってところを私は確実に届けるために早めに出て、早めに待ってる方がいいかと思ってやってます。
上田 下げと届けってどっちが楽とかあるんですか?
大村
片山
あーーーー。
一同 (笑)
片山 私は下げより届けの方がドキドキします。絶対に間に合わせないといけないから、前の日から起きれなかったらどうしようっていうプレッシャーとの戦いがあります。
京塚 寝れないですよね。4時くらいに起きちゃったりするんですよ。
片山 うんうん。
大村 でも届けの方が、楽よね。降ろすだけだから。
片山 それはそうですね。
大村 下げは考えながら積み込まないといけないから。
京塚 物量の多い現場の下げはね~。ワゴン車パンパンとかね。
片山 積む段取りがあるから、こっちがやってるときにどんどん積まれると「ちょっと待って!!!」ってなります(笑)
大村 現場の人たちのバラシ終わりの勢いとか、熱量がさ(笑)
上田 たしかに。たしかに(笑) こっちは、うわーって行くから(笑)
片山 かまし詰めないとダメだから待って~ってなっちゃう。
上田 帰りたいんだもんね(笑)
片山 わかる。気持ちはわかります(笑)
上田 バラシしていた勢いで積み込むからそのまま生き急いじゃうわけ(笑)
片山 ラストだからね。
大村 こっちはなんなら30分くらい前に着いて待ってるだけだからね。
一同 (笑)
上田 片山さんはもともと先にちょっと現場に出てたから何でもできるっていうのがあるのかもしれないですね。

失敗談

片山 いろいろあります。Viper(ムービング機材)のレンズ掃除をしてた時に、フロストレンズを割っちゃって、あーってなったのがすごい覚えてます。ぱきって。
上田 そんなぱっきりいっちゃうんだ。
片山 割っちゃいました。モジュールを戻すときに、なんかひっかかってるなあって。ぱきってやっちゃったんです。
京塚 私もQuantumProfile(ムービング機材)のプリズムレンズ外れたとき焦りましたもん。
片山 あれ割とすぐ外れるんですよね。
京塚 掃除でレンズ拭くじゃないですか、それがぽろってとれて、はぁ!って。
一同 (笑)
京塚 めっちゃ慌ててメンテナンスマスターのところに行きました。「取れたんですけど!」って言ったら「おう、それとれるんだよ」
片山 軽い
京塚 「そ、そうなんですか」って。
上田 では次、大村さん、お願いします。
大村 機材購入担当みたいなものを10年くらいやっていて、今では買うプロジェクトの中心のメンバーに入っているんですけど、結構吟味する中でそこまでハズレの機材って買ってないなって自負がありまして。面白味がないって言っちゃそれまでなんですけど。一機種だけ悔しい機材があって。某有名メーカーのピー(自粛いたします!)いやー悔しかったね、ピー。LED機材が出たばっかりのときって、LEDパーが出るじゃない。で、つぶつぶだったり?
(・・・ここから先は入社してから本人に聞いてみてください。)
大村 若いころはたくさんありました…。

仕事へのこだわり、働く環境作り

片山 こだわりというと、社員のみんなが作業しやすい環境作りをしようって考えてます。あと限られた時間の中で段取りを組んでおさめるっていう。
京塚 ちゃんと段取りをしてって。
片山 これはさっき言ったケーブルとか棚とかを整理することにつながってて、やっぱりスタンバイの時とか、あー時間ない!みたいな時に、整理されていなければそこで手間がかかるし、イライラしてミスのもとになったりするので、そういうのをなくすことで気持ちよく仕事できてみんながハッピーみたいな考えで作業してますね。(※先ほども書きましたが繁忙期はケーブル棚などが乱れがちになります)
上田 みんなハッピー大事。
片山 そう、大事だから。ピリピリさせたくないかなって。
京塚 そういうね、環境作りもね。
片山 楽しくっていうか、時間のない中での作業も多いのでギスギスしたくない、自分でもそんな雰囲気なところでやりたくないから。やりやすいようにしときたいですね。あと、時間内に収めるということも大事だと思うので定時退社ですね。
京塚 いろんな意味で大事ですね。
上田 ちなみに舞台技術支援課のみなさんは私たちよりも先に新人教育をするわけじゃない。新人と触れ合う機会が多いですよね。
片山 確かに。最初に配属されますから。
上田 そういうところで、気を付けていることじゃないですけど、初めてこの仕事をしてもらう人に対しての付き合い方みたいなのがあったら是非聞いてみたい。
片山 まず現場に行く前に正しい知識を付けてもらいたいっていうのがあります。やっぱり電気なので、一歩間違えればめっちゃ危ないので。100Vと200V間違えちゃいましたって言われても困るし機材もひょんなことから壊れちゃったりするので正しい知識を覚えてもらいたいです。そのうえで、やればできるぞっていうのがあると嬉しいから、なにか身に付けば褒めるっていうのは意識的にしています。私が褒められたらうれしくてのびるタイプだから(笑)
上田 たしかに、できたことを「よくやった!」って言ってあげるのは大事だよね。
片山 できないことを「できてないぞ!」って言われることはたくさんあるんですけど、できたことを「できるようになったじゃん!」て、意外とないのかなっていうのがあって。現場行って、PIN上手になったねっていうのはあるかもしれないですけど、倉庫作業でのちょっとしたことでも「できるようになってんじゃん」て気づいてもらえたほうが前向きになれるので。でも、ダメなことは言わないと、そこはメリハリつけないとだなって思っています。怒るというよりかは、なんでダメなのかということをちゃんと説明して、こうこうこういうことでダメなんだよって、理不尽に言わないようにはしています。
上田 うんうん、大事ですね。
大村 新人がってわけじゃないんだけど、この府中センターをホームに感じてほしいってのは心掛けているかな。会社から現場に行く人に必ず「いってらっしゃい」って言いたいし、現場から帰ってくる人に「おかえり」って言いたいし、
片山 確かに「おかえりなさーい」って言ってますね。
大村 今まだぎりぎり5月で、新人の子たちはまだ「ホーム感」ないでしょ、きっと。
片山 そうですね。まだぎくしゃくしてる感じだと思います。
大村 早く、ここがホームなんだよなって思ってくれればなって。
上田 そうですね、「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」は、たしかに入社したときにおもしろい文化だなと思って聞いてた。家じゃないけどなって思ってた。なんかあったかい感じがして、いいんじゃないかなと思います。
片山 たしかに、車両で出るときも「いってらっしゃい」ですね。
上田 一番馴染みやすい挨拶だしね。
大村 あとは現場をリスペクトすることを心掛けているつもりです。特にデザイナーさんとかプランナーさんとかと呼ばれる人よりも、実際僕が管理している機材を仕込む人たちとか、オペレーションする人たち、制御する人たちにちょっとでも力になれればいいなって思っていますね。もちろん、いい明かりをつくるデザイナーさんもすごいと思ってるんですけど、それを実現している人たち?具現化している人たちと言うか…その人たちがいて初めて成立すると思っているので。だから、その人たちをお手伝いすることによって、現場の人だろうが、倉庫の人だろうが、一人ひとりがチームというか、うちの会社がね、チームで関わらないと作品が成立しないんだって思っててほしい。
一同 めっちゃいい話‥‥
片山 先に言ってもらって、以下同文ですって言いたかった。
上田 だめだめだめだめ!笑
大村 現場も大変じゃん、朝早かったりとか。
上田 そうですね。現場に出てる三番手とか、四番手とか、そういう子に響けばいいな。
大村 新しい機材だったりとか、なにかを用意するときも、それでちょっとでも仕込み時間が短くなったらいいとか、オペレーションしやすくなるなとか考える。
片山 あとは現場のスタンバイの仕方も大事。私も、現場には行かないけど、いろんなチームのスタンバイ方法ってめっちゃ覚えましたもん。あ、こういう風にスタンバイしてるってことは、こういう方が効率いいんだなって思って、そうすると次、別のスタンバイのときに「この前のようにしておきますか?」って提案ができるから、現場のやり方って大事だなって思っています。
大村 あと、機材のおさえ方とかも性格出てくるしさ。これおさえときましたよってやってあげると、「あ、忘れてた!」っていうときもあるから。
片山 これ持ってくのにこれ持ってかないの?とかあるかも。
上田 今後さらに支援課としてどういう環境作りをしていきたいみたいな部分はあるんですか?
大村 これからっていうか、常に、今までもなんだけど、自分個人のためにやりたいことってそんなになくて。自分の範疇の人たちが幸せであればそれでいいんですよ。どうすれば近くの人が笑っていて良い仕事ができるのかなって考えていきたいなって思ってます。これからも。
片山 ドラマの主人公・・?
一同 うなずく
大村 でもそんなにキャパシティは広くないので、ちょっとずつ届く範囲でやれればいいかなって。難しいね。
上田 なるほどね。これ、おもしろいですね。現場出てる人だとやっぱり自分のビジョンの話をするから、そうじゃなくて環境だったり人付き合いの話だったりっていう、人間味のある答えが出てくるのがおもしろいですね。人付き合いを大事にしている部署だなって感じがしますね。やっぱり社内の交通整理いっぱいしているからですかね。私たちより、より実感を持ってやってそうだなって思いました。

舞台技術支援課に向いている人

京塚 さっきの質問に通じるところもあるんですが、向いている人ってどういう人だと思いますか?
大村 そもそも、色んな人がいいと思ってるんですけど、この部署だからとかじゃなくてね。まあしいていうなら、ほんとに良い意味で適当な人。
片山 そうですね。
大村 ほんとにね、さっきも片山さんが言ってるけど、色んなことやんなきゃいけないから。こうね、突き詰めないと動けなくなる人は仕事をさばけなくなっちゃう。だから、一定のクオリティで、量をばんばん、こなしていける人の方が向いてると思います。
上田 なるほど。
片山 たしかに。途中で「ああ、これやり始めたらこだわっちゃう」ってやめるときあります。
大村 そうそうそう今じゃないとかはあるね。
京塚 そうですね。片山さんは?
片山 調和がとれる人です。
京塚 調和っていうのは、どういう?
片山 府中センターだと色んな現場のスタンバイの人がいて、レンタルの機材とかもあって、色んな作業をする人がいる中で、舞台技術支援課がそれをつなぐ接点だから、上手く段取りをとるっていうんですかね。みんなが嫌な気持ちにならないように周りを見ることができるような人が向いてるんじゃないかなって思います。
上田 調和、うちの舞台技術支援課はもってる空気が丸い人が多いですよね。なんか言い方もそんなつっけんどんしてないかな、ていうのは印象にありますね。
片山& 京塚& 大村:よかった~
片山 私たちが現場のスタンバイ事情、どの現場がどういうスタンバイ状況かっていうのを一番把握しているから、AチームBチームで互いに、知らなかったよとかならないように間に入ってみんなを調整している、そういう感じです。
上田 なるほどね。調和って空気の読めない人はあまり向いてないみたいな感じなのかなと思ったけど、どっちかって言うと、会社の交通整理ができる人っていう意味の調和なんだなっていう。
大村 いいね。良いこと言うね。交通整理ね〜日記につけとこ
片山 ああ、そうですね。そうやって言えば良かった。語彙力の差ですね(笑)
一同

就活中の人、入社を考えている人へ

片山 私は、ぜひ舞台技術支援課志望の人、来てください!大歓迎です!暖かい先輩がいます。お願いします!て感じです。
京塚 じゃあ大村さん、お願いします!
大村 このC.A.T.って会社に来るまでにね、いろいろ回り道したんですよ。勉強もまともにしない学生生活をしてたから。留年する気満々だったから、大学4年生のときに就職活動してないの。でも卒業しちゃったの、奇跡が起きて。そんで卒業しちゃって、しょうがないからフリーターをやってたの。フリーターやりながら就職活動して、でもやっぱりなんかフリーターって何者でもない気がしちゃっててずっと、一年くらい。やっぱりちゃんと会社に入ろうって、とりあえず会社に入ろうって思って。今とは違う会社に入って、全然おもしろくなくって、それで、ふとこう、自分と見つめ合う時間とかつくってさ、何やりたかったんだっけ俺?とか。そんなときに、やっぱりエンターテインメントの仕事に携わりたいなって思って、ゆっくり考えた結果、そういう動きをしてみようと思ってここにたどり着いたんだ。だからとりあえず就職することも悪くないと思うけど、焦って決めないほうがいいよって思います。焦って決めたことってだいたい後悔するから。
片山 やりたいって思って、私は親に「やりたいことがこの年で見つかるのっていいことじゃん」て言われて。大感謝してます。
上田 いい親だね。
大村 一度しかない人生なので、後悔のない少ないように生きていただきたいと思います。ゆっくり自分のために考えてほしいなって思います。